「陰翳礼賛」で日本文化について学ぶ

建築大好き!という友人が勧めてくれた本、

『陰翳礼賛』を読みました( *´艸`)

 

陰翳礼讃 (中公文庫)

陰翳礼讃 (中公文庫)

 日本の近代文学を代表する小説家の谷崎潤一郎の作品です♪♪

この本は、タイトルの「陰翳礼賛」の他、「雁のいろいろ」「恋愛及び色情」など6篇の作品が収められています(*'▽')

 

日本家屋や建築、食器、食べ物など、、新しい角度の見方が広がりましたっ(≧▽≦)

西洋の文化では「陰翳」を消すことを求められていたが、

日本はむしろ「陰翳」の中でこそ生まれる日本の美があることを説いています(*´ω`*)

 

面白かったのは、

トイレも西洋の真っ白なタイルが今は主流となっているが、昔ながらの日本家屋はそうではなく、今もなお京都や奈良の寺院では母屋から離れた植え込みの蔭にあり、静寂な壁と木目に囲まれた雰囲気のあるトイレである、という事例☆

確かに赴きがある✨

また、日本の漆器についても、ぼんやりとした薄明かりの中でこそ美しさを増すことが書かれています☆

 

西洋文化が日本に浸透して、それが当たり前になっている反面で、

日本独自の文化に触れるとほっとするものを感じる('◇')ゞ

これはそもそも日本の文化が「陰翳」を美としてきているからなんだと学びました(^_-)-☆

文化の移り変わりや、文化や形がどんなに移り変わっても変わらないものはあるということをしみじみ感じる一冊でした(^^)/