原田マハ『本日は、お日柄もよく』 - れいのてくてくブログ

完全に原田マハさんの小説にはまっております💓

今回は、『本日は、お日柄もよく』を読みました(≧▽≦)☆

まさに！笑って泣ける、お仕事小説！！

こういうの、弱いんですよね～(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))

この小説を読んでまず思ったのは、

「人生、なにが起こるかわからんなぁ～」ということ。

主人公の二ノ宮こと葉は、製菓会社総務部に勤める、ごくごく普通のOL。

好意を寄せていた幼馴染の厚志の結婚式で、ねっむいスピーチによって、スープ皿に顔を命中させてしまうところから物語がスタートします♪

そんな中、衝撃的なスピーチをする、久遠久美との出会いが！

久美に惹かれて弟子入りし、「スピーチライター」への道を突き進むお仕事小説です！！

普通のOLからの、出会いからの、スピーチライター！

そしてその背景には、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターへの抜擢や家族愛や恋愛など、とにかく盛りだくさん(*ﾟ▽ﾟ*)

ひとつの出会いでこんなにもゴロゴロと変わるのか！というのを目の当たりにし、

ほんとに人生を変えていくのは自分自身だな、と思いました☆彡

「スピーチライター」という仕事があるってことも正直知らなかったのですが、

私自身、講演会等々でスピーチを聞き、感極まって涙が止まらない、、という経験があります（笑）

言葉で、気持ちが高まり、行動を促される、これ、ほんとにあると思います！！！ww

本の中に、

アメリカのバラク・オバマ氏が、若く、経験も浅いという圧倒的不利な状況だったにも関わらず、大統領予備選を勝ち抜いたことが書かれていました。

オバマ氏は、聴衆に、「Yes, We Can（私たちにはできる）」と呼びかけ続けました。

「ヒラリーが「I（私）」と言い続けたのに対し、オバマは「We（私たち）」と言い、すべてのスピーチを通して決してそれを忘れなかった。聴衆は感じ取ったのだ。「We」の中には自分も含まれているのだと。」とありました♪

まさに、スピーチが聴衆の心を震わせた瞬間だったと思います☆彡

ことばの力って、ほんとうに偉大(//∇//)

さいごに、完全に心を奪われたことばがあります☆

「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。

三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。」

よし！こっからまた頑張ろう！