北野唯我『天才を殺す凡人』
衝撃的タイトルに惹かれ、話題の図書、読みました!
北野唯我さんの『天才を殺す凡人』!!!
タイトルだけみると、え!?どういうこと!!??って感じですが、
人それぞれの持っている❝才能❞についてが書かれており、自分はどんな人か、を考えるきっかけにもなりました(^^)
ハチ公・ケンが教えてくれた物語
この本は、物語調になっていて、とても読みやすいです♪
主人公の青野が、いきなり話し出したハチ公・ケンと話す中で、自分自身の❝才能❞に目覚め、さらに、青野を取り巻く人物たちの❝才能❞とどう向き合っていくか、それぞれがどんな仕組みで成り立っているかなどが理解でき、自分自身の日常にも当てはめることができる物語になっています(^O^)/
登場人物は、
上納アンナ、神咲秀一、上山、横田、そして青野トオルとハチ公のケン。
それぞれに❝才能❞、❝役割❞があり、それを考えながら読むのが面白いです(*´▽`*)♪
この世界は天才と秀才と凡人でできている
冒頭に書かれていますが、
「この世界は天才と秀才と凡人でできている」のです( ゚Д゚)
↓ そして、その❝才能❞には、それぞれ軸があるのです( ゚Д゚)!
「天才」…「創造性」
「秀才」…「再現性」
「凡人」…「共感性」
この三者の関係は、まさに三角関係!!!
それぞれが異なる素質であるながら、
お互いが協力しあってこそ成果がでるという関係になっています(*'▽')☆
「天才を殺す凡人」とは?
さて、この本のタイトルである「天才を殺す凡人」とはなんぞや??ってところを触れておきたいと思います♪
天才が独創的な考えや着眼点で、人々が思いつかないプロセスを導き出すのに対し、
凡人は成果を出す前の天才を認知できず、「コミュニケーションの断絶」つまり、話しても伝わらない、となる。
凡人は「共感性」で評価するから、そのことに対する共感の数が多ければ多いほど正とする。
この多ければ多いほど、、つまり「多数決」が天才を殺すナイフとなるのだそうです\(◎o◎)/!
目からうろこ!
と、日常を考えても納得です。。!
他にも、
「意見が割れるところに、大きな成功がある」
や、
2つの才能を兼ね備えた、
「エリートスーパーマン」「最強の実行者」「病める天才」もいる、とか、
相互の力をこう生かし合うことが大事なのかと、考えさせられることばっかでした!
人のこころに響くのは??
さいごに、才能関係なく、ぐっときた箇所がありました☆彡
「ほんまに人を動かしたいと思ったら、そんな言葉じゃあかん。自らの言葉を使うんや。」
他人の言葉は便利だし、楽。究極、他人のせいにもできる。
でも、実際にこころを動かすのは、「自分の」ことばなんだっ(≧▽≦)
このような「武器」と「才能」がうまく噛み合ったら最強!
自分の❝才能❞と、可能性について、まだまだこんなもんじゃないな!と勇気づけられる本でした(^^)/